キヤノンから格安な広角レンズ「RF 16mm F2.8 STM」が発売されます。
発売開始早々メーカーのオンライサイトで「納期未定」と表示されている人気レンズとなっています。
RFマウントユーザであれば、「RF 50mm F1.8 STM」と同様に「とりあえず持っとけ!」レンズなのは間違いありません。
星景写真撮影、vlog撮影に最適なポイントを紹介します。
コンテンツ
Canon RF 16mm F2.8 STM の特徴
- 重量 約165gの軽さ!
- 最短撮影距離 0.13m !
- CONTROL/FOCUS 切り替えスイッチ
- 手ブレ補正なし
- 税別3万円台の低価格
なんといっても165gという軽さとコンパクトさです。
「RF 16mm F2.8 STM」はIS(レンズ内手ブレ補正)が搭載されていません。
また、通常はAFのON/OFF のスイッチがありますが、このレンズは「CONTROL/FOCUS切り替えスイッチ」となっています。
このスイッチはコントロールリングをコントロールリングとして使用するか、ピンとリングとして使用するかを切り替えるスイッチとなっています。
フード、レンズフィルター込みで広角レンズが4万円台で購入できるところが魅力です!
<仕様表>
画角(水平・垂直・対角線) | 98°00′・74°10′・108°10′ |
---|---|
レンズ構成 | 7群9枚 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
最小絞り | 22 |
最短撮影距離 | 0.13m |
最大撮影倍率 | 0.26倍 |
フィルター径 | 43mm |
最大径×長さ | 約φ69.2mm×40.2mm(レンズ収納時) |
質量 | 約165g |
発売時期 | 2021年10月下旬 |
vlog撮影に最適な理由!
<vlog撮影用レンズに求める条件>
- 焦点距離 :広角レンズ
- 重量 :軽いレンズ
- アクセサリー:フィルターの装着が可能
余裕のある広めの画角!
広角16mmというと一般的なvlog用レンズよりやや広角ではあります。
レンズ内にISを装備していない本レンズを使用する際、本体側の手ぶれ補正機能を使用するのが基本となります。
本体手ブレ補正機能を使うと画角がクロップされる場合があるので、やや広めの画角でクロップサイズを考慮することができます。
軽さは正義!
手持ち撮影をすること少なくないvlog撮影で重い機材は大敵です。
軽いに越したことはありません。
手がプルプルするのは極力避けたいものです。
フィルターワークがしやすい!
動画撮影の際にはNDフィルターを使うことが多くなります。
広角レンズというと出目金レンズが多くみられますがこのレンズは出目金レンズではないので、レンズフロントにフィルターを装着することができます。
可変NDフィルターの運用も可能ですね。
星景写真撮影に最適な理由!
<星景撮影用レンズに求める条件>
- 焦点距離:広角レンズ
- 開放F値:明るいレンズ
- 重量 :軽いレンズ
- 画質 :歪曲、周辺減光、収差が少ないレンズ
星景写真、風景写真にも十分な画角!
星景写真はもとより風景写真を撮影する場合、広角レンズのダイナミックな構図で撮影したいものです。
16mmの広さがあると夏の天の川を撮影するにも十分な画角と言えます。
夜間撮影、暗所撮影で力を発揮するF2.8!
欲を言えばF2.0やF1.8くらいまで明るいとの明るさが欲しいのですが、開放F値がF2.8であれば星景写真撮影に十分力を発揮することができるレンズです。
(三脚に乗せても)軽さは正義!
三脚を使った撮影においても機材が軽いのはありがたいことです。
ましてや、赤道儀を使って追尾撮影をする場合カメラとレンズは可能な限り軽くしたいものです。
精密な追尾を行う場合軽いレンズは欠かせませんね。
撮影データの品質は現像でカバー!
低価格帯レンズであるが故の歪曲や周辺減光はある程度致し方ないと思います。
星景写真の場合はRAWファイルからの現像処理によって歪曲、周辺減光を補正することが可能です。
星景写真の場合周辺四隅の収差が身立ちますが、ある程度許容するかトリミングによりカットするようにしましよう。
その他
IS(レンズ内手ぶれ補正)がない「RF 16mm F2.8 STM」ですが、星景写真ではAFもISもOFFで撮影するので気になりません。
そして、「CONTROL/FOCUS切り替えスイッチ」ですが星景写真、風景写真を撮影する場合にはFOCUSにしてピント合わせをした後、パーマセルテープでリングが動かないようにしておけば今までのレンズと同等の使い方ができます。
※本体のFOCUS設定をMF、スイッチをCONTROLにすると、マニュアルフォーカスでコントロールリングを使用することもできまが多分やらないでしょうね。
まとめ
vlog動画撮影にも星景撮影にも使える広角レンズ!
RFマウントユーザは「とりあえず持っとけ!」っていう一本です。
非常にコンパクトで軽量なのでカバンに入れても苦になりません。
このレンズを持って出かけるのが待ち遠しくなりそうです。
しかし、Canonはレンズの価格に関係なくフードが別売なのがちょっと面倒ですね。