湿度の高い状況で写真撮影を行なった際、結露がレンズに付着したことはありませんか?

レンズに付着する結露の防止策として最もポピュラーなアイテムがレンズヒーターです。

レンズの鏡筒の先端に巻いた電熱線に電気を通してレンズ前玉を温めることにより空気中の水分が結露しないようにします。

夜間、気温が低い場所や湿度の高い場所では結露により支障が出る前に対策をとっておきたいですね。

 

レンズヒーターの使用方法、その他必要アイテムとおすすめのレンズヒーターを紹介します。

 

カメラレンズの結露防止レンズヒータの使い方

使い方は簡単です。

  1. 発熱部をレンズ鏡筒に巻きつける(可能な限り前玉付近に装着する)
  2. ケーブルをバッテリーに接続する
  3. バッテリーの電源供給スイッチをONにする(※1)

※1 電源供給スイッチの有無はバッテリーによって使用方法は異なります。

タイプ別!レンズヒータ選びのポイント!

発熱部のタイプ

発熱部のタイプには以下の2タイプがあります。

ベルトタイプ

発熱部をベルトで覆っているので保温性が高いようです。

ベルクロで止める際にピントリングやズームリングを触ってしまうことがあるので、装着前にパーマセルテープ等でピントリングを固定していておくことをおすすめします。

 

発熱部露出タイプ

ベルト部分の厚みががないのでダイレクトにレンズを温めることができます。

ヒーター装着後もピントリングへのアクセスがしやすいのが利点です。

 

温度調節機能

商品によっては温度調節機能がついているものもあります。

温め具合の差がわかりづらいのですが「湿度が高いな」、「気温が低いな」と思ったら迷わず「高(high)」で設定しちゃってください。

 

発熱部の長さ

レンズのカタログ等に記載されているレンズ径ではなく、レンズの外周を考慮して発熱部の長さを確認してくだい。

 

おすすめレンズヒーター

 

レンズヒーター使用時のお役立ちアイテム!

パーマセルテープ

ピントを合わせたらピントリングが動かないように固定するためのテープです。

レンズヒーターを装着するとピントリングの操作がしづらくなる場合があります。

レンズヒーター装着前に、ピントを合わせてパーマセルテープでピントリングを固定します。

 

モバイルバッテリー

レンズヒーターの電源として使用します。

お使いのレンズヒーターの電源コネクタの形状を確認してください。

撮影時間により電力容量が異なりますが、長時間の撮影をするのであれば容量の大きいものを用意しておいたほうが良いでしょう。

 

携帯カイロ

モバイルバッテリーは冷えると電力の消費が大きくなるので、モバイルバッテリーを温めるのに使います。

使い捨てカイロは人の体温と相まって温度が上がるのでポケットなどで暖かくしてから使用される良いでしょう。

 

キンチャク袋

モバイルバッテリーと使い捨てカイロを入れて三脚のフックにかけたり、ストーンバックに入れたりします。

100均などでちょうど良い大きさのものがあれば十分です。

しかし三脚にぶら下げると”揺れ”の原因となりますので揺れないようにする必要があります。

 

ストーンバッグ

レンズヒーターに接続したモバイルバッテリーを置いておくのに有効です。

モバイルバッテリーや携帯カイロを入れたキンチャク袋もこちらに置いておきます。

 

レンズヒーターの装着は撮影開始時に行う様にしよう!

一度結露がつくと乾かしても水滴の跡がつく場合があります。

撮影時にレンズの清掃をしなければならなくなります。

結露が発生する前にレンズヒーターを装着する必要があるため

設営時に装着することをおすすめします。

おすすめのレンズヒーターとカメラアクセサリー

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です