「想像以上が、はじまる+」
というコピーでキヤノンから発売されました。
「Canon EOS R10」
ミラーレスカメラを買うならどれがいい?と迷っている方におすすめできるカメラが登場しました。
キヤノンではEF-MマウントのAPS-Cサイズセンサーのミラーレスカメラを発売していましたが、
今回発売されたカメラはRFマウント(Rシステム)のAPS-Cサイズセンサーのミラーレスカメラです。
EOS R10の上位機種としてEOS R7と同時の発売開始です。
EOS R7はその名の通りEOS 7Dの流れをくむモデルと想像できますが、
EOS R10はどうなのか?
EOS R10に適したユーザーとは?
アマチュアカメラマン目線で「フカボリ」してみたいと思います。
コンテンツ
見た目はエントリークラス
キヤノン公式サイトでは「ミドルクラスモデル」に位置付けられています。
キヤノンオンラインショップでの販売価格では「128,480円(税込)」となっており、従来のエントリーモデルの価格帯と変わらないようです。
また、有効画素数も最大約2420万画素と「EOS Kiss M2」ほぼ同じであること
さらに、ボディサイズ、重量ともに「EOS Kiss M2」と大差ありません。
<参考>
EOS R10
- サイズ:約122.5(幅)×87.8(高さ)×83.4(奥行)mm
- 質量(本体のみ):約382g
EOS Kiss M2
- サイズ:116.3(幅)×88.1(高さ)×58.7(奥行)mm
- 重量:ブラック:約350g/ホワイト:約351g
機能と性能はまさにミドルクラス
キヤノンのホームページに以下のような記述があります。
「電子シャッター時、最高約23コマ/秒の高速連写や、 EOS R3のAF技術を継承する被写体検出機能を搭載。様々な映像表現を可能にする小型・軽量ミラーレスカメラ。」
これこそミドルクラスのカテゴリーされる理由ですね!
連写速度が大進化!
「高速連続撮影+」モードでの最高コマ数が、メカシャッターが最高約15コマ/秒。
電子シャッターでは最高約23コマ/秒です。
運動会や鳥など動体撮影での撮りこぼしが格段に減ることでしょう。
<参考>
- EOS Kiss M2:最高約10コマ/秒(ワンショットAF時)
- EOS 90D:最高約10コマ/秒(ファインダー撮影時 )
プリ撮影ができるRAWバーストモード
鳥が羽ばたく瞬間を撮影するのはとても難しいものです。
羽ばたいてからシャッターを押していてはとても間に合いません。
野鳥撮影をしているカメラマンの皆さんは鳥が羽ばたくのを予測して連写していると聞きますが、
野鳥撮影に慣れない私などは「鳥の足だけ」や「鳥が写っていない」写真を量産してしまいます。
RAWバーストモードではシャッターを全押しした瞬間から約0.5秒遡ったプリ撮影が可能です。
狙いの瞬間を捉える可能性がグッと広がります。
上位機種を継承した被写体検出!
「人物」、「動物優先」、「乗り物優先」3つの優先モードがあります。
また、「人物」、「動物優先」には瞳、顔、動体の検出機能があります。
前出の運動会やペットの撮影時にピントを外すことなく追従できことでしょう。
高画質撮影が可能となった動画撮影
昨今、手頃なカメラでも撮影可能となった4K動画撮影ですが、
EOS R10でももちろん、4K動画撮影が可能です。
通常の4K UHD撮影では約30fpsですが、4K UHDクロップを設定すると約60fpsでの撮影が可能となります。
標準域の画角で撮影する場合は、クロップされることを考慮してやや広角レンズの用意があるとよいですね。
またフルハイビジョン(HD)120pの撮影でなめらかなスロー再生動画の撮影も可能です!
画質もさることながら、多彩な映像表現で楽しく撮影、編集ができますね。
レンズラインナップ
EOS R10 は RF-Sマウント
RFマウントレンズを使用することができますが、
RシステムのAPS-Cサイズミラーレスカメラ専用マウントとして、2本のレンズが同時発売されています。
RF-S 18-45mm F4.5-6.3 IS STM
RF-S 18-150mm F3.5-6.3 IS STM
標準域のレンズと標準+望遠域のレンズ2本のラインナップです。
RF-SマウントレンズはRFマウントレンズよりより安価な価格設定となっているので、
広角レンズや単焦点レンズ等、EF-Mと同等のラインナップが用意されると嬉しいですね。
まとめ
運動会やペットの決定的な写真を残したい。
レンズ交換式カメラで動画撮影を初めたい。
RFマウントカメラのユーザーでサブ機を持ちたいと思っている。
普段はスマートフォンで撮影を行なっているが、スマートフォンより一段階上の写真を残したい。
小型、軽量ながらそのポテンシャルは、AF性能や動画撮影機能で今までのエントリークラスやミドルクラスのモデルをも凌駕してしまうCanon EOS R10。
Canon EOS R7との同時発売で、RF-Sdマウントレンズの品薄やRFマウントレンズの販売数も増えるんだろうなと勝手に予測しています。